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迫力を感じた80年代ランナー像

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びわ湖毎日マラソンが終わって、いよいよロンドンオリンピック男子マラソン代表が決まる。今回も、3人すんなりと決まりそうもない。東京マラソンで快走した藤原選手や、びわ湖マラソンで結果を出した山本選手は、代表入りが確実視されているが、第3の男が微妙だ。
堀端、川内、中本、前田選手が候補だが、難しい選択だ。個人的には、川内選手がダークホースとしていいレースをするのではないかと思う。

しかし、厳しいようだが最近の日本のトップランナーには、昔の選手のような迫力がないし、存在感がない。
昔の事を例に挙げたり、昔のアスリートを引き合いに出すのは年配者の常だが、80年代に君臨したマラソンキング瀬古利彦選手や闘将中山竹通選手などは、今から思えば圧倒的な迫力があった。
瀬古選手は、トップグループにピッタリ位置し、精密機械のように動じないふてぶてしい走りをみせていた。終盤までトップにぴたりとつけ、最後は中距離選手として培ったスピードと剃刀のような切れ味あるラストスパートでライバルを振り切るという常勝パターンを誇っていた。
一方、中山選手は、俺がチャンピオンだといわんばかりに、最初からぐいぐいひっぱり中盤から既にライバルを寄せ付けない王者の存在感があった。とくに1987年の福岡国際マラソンの走りは圧巻だった。最初から最後までライバルの背中を見ることなく、終盤まで世界最高記録を更新する走りを見せ、堂々優勝を飾った。
今だったら、ペースメーカーを逆に引っ張ってしまうかもしれない程の迫力のある走りを見せてくれた。

この二人の不世出のランナーは、対照的なイメージを醸し出していた。
エリートランナーにして、マラソン界の帝王的存在の瀬古と、非エリートの一匹オオカミ、闘将的な中山。これが見る者たちの興奮をあおったものだった。同時期には他にも宗兄弟や谷口などトップ選手がいたが、瀬古選手や中山選手を含め当時の選手達は、個々人のパワーや存在感に並々ならぬものがあった。

これらの選手は、単に昔の、その当時に速かった選手ではない。
瀬古選手や中山選手などは、サブ10(2時間10分以内)を5回も達成しており、自己最高もそれぞれ2時間8分27秒、2時間8分18秒と今の代表選手と比べても決して引けを取らない記録を残している。それだけ迫力のあるランナーだったといえよう。
(ただし、両選手ともオリンピックのメダルには縁がなかった。両選手ともピーク時には誰もが認める世界最強選手だったのに、運がなかったと言わざるをえない。)
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